ヤマサキ胃腸科クリニック

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コラム

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2026.01.23
便秘

【便秘外来】「たかが便秘」と我慢していませんか?便秘外来で健やかな毎日を取り戻しましょう

 

「お通じが数日なくても、いつものことだから」「市販の薬を飲めばなんとかなる」……。 そんなふうに便秘を軽く考えて、一人で我慢を続けていませんか?

実は、便秘はただ「便が出ない」という不快感だけでなく、全身の健康や生活の質(QOL)に深く関わる疾患です。近年、便秘は寿命や心血管疾患のリスクとも関連があることが分かってきました。

今回は、当院の「便秘外来」でどのようなアプローチができるのか、なぜ専門医への相談が重要なのかをお伝えします。

 

1. あなたの便秘はどのタイプ?

医学的に便秘とは、**「本来体外に排出すべき便を十分量かつ快適に排出できない状態」**を指します。毎日出ていても、強くいきまないと出なかったり、残便感があったりすれば、それは立派な便秘です。

便秘には大きく分けていくつかのタイプがあり、原因によって対処法が全く異なります。

弛緩性便秘: 腸の動き(ぜん動運動)が弱くなり、便が送り出されないタイプ。高齢者や運動不足の方に多いです。

痙攣(けいれん)性便秘: ストレスなどで腸が過敏になり、動きが不規則になるタイプ。便秘と下痢を繰り返すことがあります。

直腸性便秘: 便が出口まで来ているのに、便意を感じにくくなっているタイプ。便を我慢する習慣がある方に多いです。

器質性便秘: 大腸がんやポリープなど、**物理的な「詰まり」**が原因となっているタイプ。

 

 

2. 「市販薬の使いすぎ」に潜むリスク

便秘に悩む多くの方が市販の便秘薬を利用されていますが、注意が必要です。 特に「刺激性下剤(センナや大黄などを含むもの)」を長期間常用すると、腸が刺激に慣れてしまい、**薬がないと全く動かない「大腸メラノーシス(アントラキノン性結腸症)」**という状態に陥ることがあります。

また、便秘の裏に**「大腸がん」などの重大な病気**が隠れている場合、薬で無理に出し続けることで発見が遅れてしまうリスクもあります。

 

 

3. 当院の「便秘外来」でできること

当院では、単にお薬を処方するだけでなく、患者さん一人ひとりの原因を根本から探ります。

🩺 精密な診断と検査

まずは問診で生活習慣やお悩みを詳しく伺い、必要に応じて腹部エックス線や超音波(エコー)検査を行います。また、**大腸がんのリスクが疑われる場合には、内視鏡検査(大腸カメラ)**を提案し、腸内に物理的な異常がないかを確認します。

 

💊 新しい治療薬の提案

近年、便秘治療薬は飛躍的に進化しました。腸に水分を集めて便を柔らかくするものや、腸の粘膜から水分を分泌させるものなど、「クセになりにくく、自然な排便を促す」新しいタイプのお薬を、体質に合わせて選択します。

 

🥗 生活習慣へのアドバイス

食事(食物繊維や水分の摂り方)、運動、排便時の姿勢など、お薬に頼りすぎない体づくりのための具体的なアドバイスを行います。

 

 

4. 健やかな毎日のために

便秘が解消されると、お腹の張りや痛みが消えるだけでなく、肌荒れの改善や気持ちの前向きさにもつながります。

「便秘くらいで病院に行くなんて……」とためらう必要はありません。お通じの悩みは、心と体の健康のバロメーターです。長年付き合ってきたその悩み、ぜひ一度当院の便秘外来へご相談ください。

一緒に、毎日を快適に過ごすための解決策を見つけましょう。

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