ヤマサキ胃腸科クリニック

ピロリ菌検査・除菌治療

pylori

胃に悪影響を及ぼすピロリ菌を検査・駆除します

ピロリ菌(ヘリコバクターピロリ菌)は、主に幼少期に胃の粘膜に感染し、強い炎症を起こすことで、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の発生の原因となり、ピロリ感染胃炎に長期感染すると、胃がんなど様々な病気を引き起こす原因となることがわかっています。ピロリ菌の除菌をしない限り、胃の中にすみ続け慢性的炎症が続き、胃の粘膜を防御する力が弱まり、ストレスや塩分の多い食事、発がん物質などの攻撃を受けやすい無防備な状態となります。胃内視鏡検査で萎縮性の慢性胃炎があればピロリ菌の検査を健康保険で受けられます。
胃内視鏡検査は喉の反射が強い人にとっては、少々つらい検査となりますので、必要に応じて麻酔を使用いたしますが、当院では細い内視鏡の使用や麻酔の調整で患者様が楽に検査を受けていただけるよう努めております。

ピロリ菌の検査方法

ピロリ菌の検査は下記の通り複数の検査の種類があります。
日本人では、その人の年齢に近い確率の陽性率です。(20歳代であれば約10%〜、70歳台であれば約60%〜の陽性率)

尿素呼気検査
検査薬(13C-尿素)を服用し、服用する前後に容器に息を吹き込んで呼気を調べる検査です。ピロリ菌の産生するウレアーゼが胃内の尿素を二酸化炭素とアンモニアに分解することを利用し、呼気中の13C-二酸化炭素の増加を測定する方法です。体への負担がなく、かつ精度も高い検査法です。
便中H.pylori
抗原検査
ピロリ菌に対する抗体が、生きた菌だけでなく死菌なども抗原(H. pylori抗原)として認識し、特異的に反応することを利用し、便中H. pylori抗原の有無を判定します。体への負担が全くなく本菌の存在を判定できます。
血中・尿中抗
H.pylori
IgG抗体検査
ピロリ菌に感染すると、本菌に対する抗体が患者様の血液中に産生されます。血液や尿を用いてこの抗体の量を測定し、ヘリコバクター・ピロリ抗体が高値であれば本菌に感染していることが認められ、ヘリコバクター・ピロリ感染の有無を検索するスクリーニング検査です。除菌後の抗体価低下には1年以上かかるケースがあるので、その点に注意が必要です。
内視鏡検査
内視鏡の際の胃粘膜の所見より判定します。発赤、白色粘液の付着、ひだの肥厚という所見があるとピロリ菌感染を疑います。
病理組織学的検査
内視鏡にて胃から摘み取ってきた粘膜の一部をHE(ヘマトキシリン-エオジン)染色あるいはギムザ染色、免疫染色により染色し、顕微鏡で観察する方法です。直接観察することによりピロリ菌の存在を診断でます。また、培養不能でウレアーゼ活性ももたない coccoid form(球状菌)の状態でも診断できるという長所があります。
迅速ウレアーゼ試験
尿素とpH指示薬が混入された検査試薬内に、内視鏡時に胃粘膜より摘み取った組織を入れます。胃粘膜にピロリ菌が存在する場合には、ウレアーゼにより尿素が分解されてアンモニアが生じます。これに伴う検査薬の pH の上昇の有無を、pH指示薬の色調変化で確認します。

ピロリ菌の治療方法

  • 治療時

    胃酸を抑制する薬1種類と、抗生剤2種類の計3種類の薬を7日間服用するだけで終了です。薬を7日間服用できたときの除菌の成功率(菌が完全に消失する確率)は80%〜90%です。1回目の除菌治療で失敗しても(除菌できなくても)2回目の除菌治療までは、健康保険が使えます。

  • 除菌後

    除菌に成功しても、ピロリ菌による発がんは5〜6年程度は要注意とされています。除菌後は、必ず年に1回の胃内視鏡検査を受けるようにしてください。